【雑記】イップス歴4年でもダーツを続けたわけをお話しします。

私は2011年にダーツを始め、もうじき10年が経ちます。

 

そのうちの殆どの期間は、ダーツがまともに投げられない状態でした。

 

いわゆる”イップス”と言われる状態です。

 

細かく言うと”グリップイップス”で、ダーツを持つことすら出来ない期間が長く、持てても身体が動かない。苦しいなどです。

 

ダーツは「イップスになりやすい競技」と言われており、上手くなれない。投げられない。そんな状態となり、ダーツから離れていってしまう方もいます。

 

とても悲しい事です。

 

そんな方に、私がイップス期間にどんなことをして、どんな気持ちで過ごしたかをお話しします。

 

諦めそうになっている方、辛い想いをされている方に、少しでも元気を与えられるような話が出来ればと思います。

 

 

結論からお話すると、症状の程度にもよりますが、イップスは凄く辛いです。

 

しかし、必ず治してやる。もっと上に行ける。強くなる。そう信じて現在に至ります。

 

 

イップスの方は、よく頑張ってきた人だと私は思います。

 

イップスは可能な限りならない方が良いですし、早めに対処することや正しい知識を身につけることが大切です。

 

もし重度なイップスになってしまった場合は、中々上達しない事実を受け入れ、ダーツの楽しさの幅を広げ、ゆっくりと回復を目指すのが良いと考えています。

 

また、辛い事を共有し合える仲間がいると心の支えになるのではないか?と考えています。

 

 

むっか

筆者の簡単なプロフィール

ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。

趣味は、バレル分析。

 

実際に投げたバレル数は250種類以上。(2021/6月現在)

 

ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識を等を基にバレルの分析をしています。

 

数多くのレッスン受講歴、イップス・グリップイップスの経験から、自身でも身体について勉強しています。

 

そんな「むっか」が、自分の中で消化した内容、現在取り組んでいる事をお伝えしています。

 

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イップスとは

「イップス」とは、Wikipediaでは以下の様に説明されています。

イップス (yips) は、主にスポーツの動作に支障をきたし、突如自分の思い通りのプレー(動き)ができなくなる症状のことである。

野球やゴルフ、テニス、ダーツなどのスポーツに多く見られる。

学術的には局所性ジストニア職業性ジストニア)と同義で考えられ、神経疾患に分類されている。

脳の構造変化が原因といわれ、同じ動作を過剰に繰り返すことによって発症し得ることが明らかになっている[1]

Wikipediaより

 

私は上記と他の説明も合わせ「本能的にダーツを的に刺すと身体はこう動く」と「様々な知識などから身体に無理にあてはめた動き」この2つの不整合。

 

この「様々な知識などから身体に無理にあてはめた動き」 が身についてしまったことで、脳がパニックを起こしているのがイップスと考えています。

 

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イップスになった原因と心境

過去の間違った理論

私がダーツを始めたのは2011年。

 

YOUTUBEなどは発達しておらず、限られた情報かつ真偽不明な理論にあふれていました。

 

しかし、ダーツを始めたばかりで右も左も分からない私は、独学で投げ込むよりも上手い人の理論を学んだ方が成長が早いだろうと考えました。

 

また、他のスポーツでも「素振りは大切だ」と言われる事がありますが、ダーツでも同じように考えました。

 

とにかく調べられるだけ調べ、素振りや基礎練習と思われることを続けました。

 

 

その甲斐あってか、ダーツライブレーティング13までなる事ができました。

 

プロ試験にも受かる事が出来ました。

 

しかしながら、その期間およそ4年。平日は4時間、休日は6~8時間の練習。

 

決して成長が早いものではなかったと思います。

 

また、そのレーティングは長くは続きませんでした。

 

1年程度で身体の異常を感じ始めました。

 

毎日の誤った動きが積もりに積もって、脳と身体の不整合が悲鳴を上げてしまったのではないか?と考えられます。

 

柔軟性の喪失

長年、ダーツに力が伝わらないのが悩みでした。

 

子供や女性でもしっかり飛ばせているのに、なぜ成人男性の自分がこんなにもダーツが飛ばせないのか?

 

今は「誤った理論から力が伝わらなかったのでは?」と考えられますが、当時はそんな事を考えもしませんでした。

 

もっと上手くなると考えた時に、体幹の弱さが問題ではないかと、体幹トレーニングを始めました。

 

半年~1年間毎日トレーニングをすることで、体脂肪率1桁、筋肉10kgの増量となりました。

 

しかし、急で無理な知識のないトレーニングは、身体に不調をきたしました。

 

ダーツを構えた際の可動域が狭くなっていることに気づいたのです。

 

その他にも至るところの柔軟性が失われ、身体が重く感じるようになりました。

 

現実を受け止める

原因は様々考えられ、どれがイップスの原因かは定かではありません。

 

複数の原因かもしれません。

 

何年も経った今でも明確な事は分かりませんが、

  • ダーツが持てない。
  • 持てても、セットアップやテイクバックしきった位置でダーツを落としてしまう。

そんな身体になってしまったのです。

 

 

毎日投げていたダーツが投げられなくなった。

 

自分の現状を受け入れるのに、時間がかかりました。 

 

絶望を感じるような出来事で、毎日が辛い。気分が悪い。

 

早く治さないといけないんだ!という焦りと不安にかられた毎日を過ごしました。

 

ダーツが投げられなくて恥ずかしい。外で誰かに会うのは辛い。

 

そんな思いから、全く外投げに行かない日が数年間続きました。

 

それでも毎日ダーツの事を考え続ました。

 

イップス中に行ったこと

柔軟性を取り戻す

まず、変な筋肉の付け方をしてしまったと考え、筋肉を落とし、ストレッチをすることで柔軟性を戻すことにしました。

 

様々なストレッチ用品等を試し、身体を緩めることで柔軟性を取り戻していきます。

 

1年程で体重はほぼ元に戻りましたが、数年経った今でも元の服はサイズアウトで着ることが出来ません。

 

筋トレを殆どせずとも長年落とせないので、これが現状の最小限なのだろうと考えています。

 

柔軟性もある程度は戻りましたが、まだ詰まる箇所があるので日々改善に取り組んでいます。

 

トレーニングをしなくて楽だ!と素直には喜べず、鍛えた筋肉をなくしていくのは、かなり寂しい思いがありました。

 

年間治療費10万円

約2年間多くの治療を受けました。

 

神経外科、整形外科、整骨院、鍼灸、整体...

 

1年で10万円は使用していました。

 

とにかく原因を突き止めたくて、必死でした。

 

複数の場所で「腱鞘炎」「胸郭出口症候群」と診断されました。

 

胸郭出口症候群とは、

つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。

また、前腕尺側と手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。

手指の運動障害や握力低下のある例では、手内筋の萎縮(いしゅく)により手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがり(小指球筋)がやせてきます。

鎖骨下動脈が圧迫されると、上肢の血行が悪くなって腕は白っぽくなり、痛みが生じます。鎖骨下静脈が圧迫されると、手・腕は静脈血のもどりが悪くなり青紫色になります。

日本整形外科学会より

  

姿勢の悪さ等から、血管や神経などを圧迫し、痛みやしびれが起こるような症状と言えます。

 

しかし、2年間治療を行うも効果はありませんでした。

 

そもそも私は、「腱鞘炎」や「胸郭出口症候群」という判断に疑問を感じていました。

 

ダーツだけが持てない。ダーツだけが落ちる。という症状には説明が不十分です。

 

確かに、腱鞘炎や胸郭出口症候群っぽい身体ではあったと思います。

 

しかし、このまま治療を続けていても求める結果にはならないと感じ、治療をやめました。

 

本当に治るのか?自分の身体はどうなってしまったんだろう?という不安に押しつぶされそうな気持ちでした。

 

身体の理解

自身で身体の勉強を始めました。

 

学校の保健体育程度の知識しかない私には、とても難しい内容です。

 

プロの人達が言ってることを無視して、素人のお前が何を始めたんだ?と思われるかもしれません。

 

しかし、自分が感じている違和感を無視することが出来ませんでした。

 

  • どういう筋肉があって、どのような働きをするのか?
  • 体幹と言われるものは何なのか?
  • 正しい立ち方、姿勢とはどういうものなのか?

 

本を読み、自分で体感・理解していくしかありませんでした。

 

まだまだ勉強足らずで知らない事は多いですが、おかげで自分の呼吸の感覚(肺への空気の入り具合)が分かるようになりました。

 

良かったこともある

この事は私に良い変化を与えてくれました。

 

  • 呼吸の感覚から、身体が楽な姿勢なのかの判断が出来るようになった。
  • 頭痛の酷い体質から、日常生活がかなり楽に送れるようになった。

 

イップスになったことは辛いことですが、身体構造に興味を持ち始めたのは楽しいことです。

 

頭痛が改善され、以前より生活しやすくなることもなかったでしょう。

 

 

ダーツはコミュニケーションツールとして非常に素晴らしいものだと思いますが、プレイしている以上上手くなりたいと思う方は少なくないと思います。

 

他の人が上達していく事に対し「自分はなんで上手くならないんだ」という劣等感がありましたが、長い事投げられなかった事でそれから解放されました。

 

投げられる。刺さる。この当たり前の事に嬉しさを感じるようになりました。

 

 

グリップイップス発症から4年経ち、ダーツを投げる事は出来るようになりました。

 

しかし、決して上手いレベルとは言えません。

 

何よりも投げることで、身体が壊れる事の恐怖が染み付いてしまっています。

 

下手な言い訳に聞こえるかもしれませんが、身体を壊す事はとても辛く、皆さんには同じような想いをして欲しくないと思っています。

 

また、こんな状態でもダーツを続けていた。それだけ好きなんだ。と気づけた期間でもありました。

 

どうしてダーツを続けているのか

諦めの悪い性格

何年もダーツが投げられない。今でも故障の不安がよぎってしまう。

 

そんな事ならダーツをやめてしまえば良いと思われる方もいるでしょう。

 

私もそう思いますし、実際ダーツをやめようと思いました。

 

ダーツのプロになりたい。そう思った時に趣味だったゲームをやめました。

 

これから新しい趣味を探すのか?ゲームに戻るのか?

 

どちらも試しましたが、私の心を満たしてはくれませんでした。

 

上手く頭を切り替えられない、諦めの悪い性格なのでしょう。

 

自分の中で完結出来ていない。どうにかして上達の糸口を探し出したい。そのような気持ちでいっぱいなのです。

 

私を支えている一言

私をずっと支え続けている言葉があります。

 

勝見翔選手のインタビューの一文です。

イップスで悩んでいる人たちにも、自分がやったんで「絶対治るよ」と、そして「治ったらけっこう上手くなるよ」と伝えたいですね。

けっこうしんどいんで、ハートの部分で鍛えられるというのがすごく大きくて、克服すれば自分の財産になると思っています。

NewDartsLifeより

 

ふと目に入ったトッププレイヤーの言葉ですが、絶対治る。乗り越えたら上手くなる。

 

この言葉をバカのように信じて、勉強と練習を続けています。

 

 

  • 私は、強いプレイヤーの真剣勝負の場に居たくてプロを目指しました。その場所にもう一度立ちたい。

 

  • 子供が産まれ、仕事はもちろん、それ以外にも頑張っている姿、諦めない姿を見せたい。

 

この2つが、私を動かし続けています。

 

伝えたいこと

イップスや上達せずに辛い思いをされている方に、一人じゃない。少しずつでも道は歩いて行ける。という想いで書かせていただきました。

 

イップスは本当に辛い。

 

それはなった人にしか分からないものです。

 

辛い気持ちは、ダーツが好きな裏返しと言えると思います。

 

上手く行かないから楽しい。今までの考え方を疑ってみよう。等となるべくプラスに考えてみてはどうでしょうか?。

 

ダーツの楽しみ方は1つではありません。

 

 

今は、レッスンも充実してきています。

 

遠方の方でもオンラインを使うことが出来る良い時代だと思います。

 

レッスンを受けて、すぐ治らない事もあるかもしれませんし、絶対治ると私は言い切る事ができません。

 

しかし、一つの手段として候補が広がったのは間違いありません。

 

 

私が経験したこと、学んだ事は、今後も発信を続けていきます。

 

一人で悩んで、ダーツをやめてしまう人を減らしていきたい!!

 

私の辛い自慢のようになってしまった部分もあるかと思いますが、今回の記事が少しでも皆さんの一歩に繋がれば嬉しく思います。

 

 

それでは!

 

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