利き目と利き手が逆の場合のダーツにおける狙い方・フォームの作り方2選

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    「利き目」という言葉があります。

     

    手に利き手があるように、目にも「利き目」があります

    私たちは目で感知した光の情報を脳で処理することでモノを見ていますが、両目をあけて見ていても脳には左右どちらかの目の情報を優位に認識するという特徴があります。

    これが利き目であり、専門的には「優位眼」と呼びます。

    ACUVUE より

     

    利き目の調べ方まず、自分の利き目を確認しましょう。以下の手順で簡単に調べることができます。

    1. 両手の親指と人差し指で小さな三角形を作ります。
    2. 腕を伸ばし、その三角形の中に遠くの対象物(例えば壁の時計)を収めます。
    3. 片目ずつ交互に閉じてみて、対象物が三角形の中に残っている方の目が利き目です。
    ACUVUE より

     

    優位眼とは、両目を使っているときに、より優先的に情報を処理する目のことを指します。

    例えば、カメラのファインダーを覗くときや、片目を閉じてターゲットを狙うとき、多くの人は自然と利き目を使っています。

     

    利き目と利き手が同じ方は、気にされた事は少ないかもしれません。

    (目にダーツが近づいてくることに恐怖心がある方もいらっしゃいますが、今回は省略します。)

     

    しかし、利き目と利き手が逆の方で、どのようにフォーム作りをして良いのか。

    気にならない人は気にならず、気になる人は気になってしまう内容だと思います。

     

    私も右利き手の左利き目で悩んでいました。

     

    今回は2つの方法をご紹介します。

     

    利き手と利き目が逆で、ターゲットの狙い方、フォーム作りに悩んでいる方は、是非参考にしてください。

     

    筆者の簡単なプロフィール

    ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。

     

    ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。

     

    実際に投げたバレルは250種類以上。(2021/6月現在)

     

    また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。 

     

    目次

    ターゲットは両目で見る

    ダーツを投げるとき、ターゲットは両目で見るのが基本です。

     

    片目だけでターゲットを見てしまうと、距離感や角度の認識がずれてしまうため、狙いがブレる可能性があります。

    両目で見ることで、より正確にターゲットを捉えることができます。。

     

    ライフルでターゲットを狙う際は、スコープ等の照準を利き目で見ることがあります。

     

    このように勢いがあり、重力の影響を受けにくい物を使用する場合、利き目だけで見る事に問題はないと考えています。

     

     

      

    しかし、ダーツは重力の影響を受け、山なりに飛んでいきます。

     

    この時に必要になってくるのが、空間認識能力です。

     

     

    人間は、片目の状態では平面で物を捉えますが、両目で見ることで立体的に物を捉える事が出来ます。

     

    試しに片目をつぶった状態で歩いてみたり、少し遠くの物を取ってみてください。

     

    両目で見ているよりも、距離感等が分かり難いと思います。

     

     

    どの程度の距離をどの程度の力でダーツを飛ばすかを脳が把握し、行動を起こすのです。

     

    ダーツにおいて両目でターゲットを見る事は基本的な考え方の1つとなります。

     

     

    また、身体の正面でターゲットを捉える事も大切です。

     

    身体の正面でターゲットを捉えて、スローラインに入る事で、より空間把握がしやすくなります。

     

     

    下を向いてスローラインを確認しながら歩き、スローラインで初めてターゲットを見る方が居ますが、私はあまりお勧めしない方法です。

     

    真っすぐ身体を向け、これから狙うターゲットをしっかりと見て、構えに入る。

     

    スローラインの位置を確認するのに目線を下げたら、もう一度しっかりと身体を起こす。

     

    こうする事で、これから狙うターゲットを身体全体で捉える事が出来ます。

     

    普段生活する際も、特に利き目を意識している事はないと思います。

     

    考えすぎとは思いつつも、2つの方法をご紹介していきます。

     

    利き目にテイクバックする

    過去、世界チャンピオンのフィルテイラー(右利き)が左目の方にダーツをテイクバックしていました。

     

     

    ※若かりし頃のフィルテイラーも知ってもらいたく、あえて古めの参考資料を取り上げます。

     

    左目に引いてるとは言っても、クローズスタンスで顔を横に向けターゲットを見ていますので、大体顔の中央辺りをイメージしてください。

     

    上記の事からフィル・テイラーは、利き目は左ではないかと言われています。

     

    また、日本のトッププレイヤーである鈴木未来選手も右利きで左目が利き目ですが、右側に立つスタンスです。

    鈴木選手は「利き目が左目なので、構える時に左目の前辺りに重心が来る」とインタビューで答えています。

     

    このように、利き手と利き目が逆でも、自分に合ったフォームやスタンスを見つけることで高いパフォーマンスを発揮できます。

     

    サイトライト

    上記の方法は、サイトライトの考え方を使っているものと考えています。

    ※インタビューでは、利き目を気にした事がないと言っていますので、無意識に作られたものと考えられます。

     

    サイトライトは、ビリヤードのフォーム作りでも使われるものです。

    サイトライトは、サイトライトとは、目のライン(視線)とターゲットを合わせるための手法です。

    画像のように段差と2つの直線を使い、2つの線が真っすぐ見える位置がその人の真っすぐ見える位置となります。

     

    ダーツでも、自分のサイトライトとターゲットを一致させることで、より狙いやすいフォームを作ることができます。 

     

    この真っすぐ見える位置は個人差があり、実際にやってみると面白いものです。

     

    先程の時計を例にした利き目の調べ方よりも、より詳しく調べる方法がサイトライトとなります。

     

     

    ビリヤードでは、その”真っすぐ見える位置”に合わせフォームを作っていくそうです。

    (筆者はビリヤードには詳しくはありません)

     

     

    ダーツでも、自分のサイトラインとターゲット、腕の出力を合わせ、ダーツを投げていくという考え方があります。

     

    目の真っすぐに対し、腕を振るラインを合わせます。

     

     

    私の場合、上腕が少し内側に入るようなイメージになります。

     

    ダーツ用品でもサイトライトは販売されております。

     

     

     

    この方法にはいくつかデメリットがあります。

    • 顔の近くにテイクバックすることでテイクバックの距離が稼げない
    • 肩を無理して内側に回してしまう可能性がある
    • 腕がラインから外れ、右利きなら右に腕が流れてしまう可能性がある

       

    顔の下にダーツを持ってくる等少し位置をズラしたり、肩付近にテイクバックする等、フォームでデメリットに対応する事が可能です。

     

      

    目と腕とターゲットで三角形を作る

    2つ目は、 目と腕とターゲットで三角形を作る という考え方です。

     

    肩付近にテイクバックをしてくると、、視覚による真っすぐのラインと腕が出るラインにズレが発生してしまいます。

     

     

    このズレに対応する考え方を2つ紹介していきます。

     

    腕の真っすぐに合わせる

    腕(肩)を基準として、目で少し斜めを意識する方法です。

     

     

     

    前腕を地面に対し(だいたい)垂直にし、テイクバックして、フォロースルーをする。

     

    一般的にフォーム作りでよく言われる内容かと思います。

     

    腕を曲げた力をそのまま体に預け、解放しやすく、ダーツに力を乗せやすい。

     

    前述したように、普段から両目で物を見ている為、私はこの方法を利用しています。

     

     

    しかし、普段よりも利き目が優位になりすぎてくる等で左右ズレの原因となることがあります。

     

    その際は、少し俯瞰的になり、この三角形をイメージしてあげる事で、左右ズレの意識が薄くなる事が期待出来ます。

     

    目の真っすぐに合わせる

     

    前述の利き目にテイクバックするに似ている方法です。

     

    先ほどは、目の真っすぐに腕も合わせていましたが、今回は腕が少し斜め(身体の真ん中側)にフォロースルーされるイメージになります。

     

    利き目(サイトライン)でしっかりとターゲットを捉え、そこから少し外側にテイクバックしたダーツをターゲットに向けていきます。

     

    この時に、上記三角形を意識して腕を出します。

     

    この時の注意点は、しっかりとターゲットまでのラインを意識してあげる事です。

     

    途中でラインを切ってしまうと、腕が右利きの場合、左に流れてしまいます。

     

     

    しっかりと目標までの三角形をイメージしてください。

     

    利き目の矯正は必要か?

    利き手と利き目が逆の場合、利き目を矯正することを考えるかもしれません。

     

    しかし、利き目の矯正は難しく、日常生活に支障をきたす可能性もあります。

    実際、多くのプロプレイヤーが利き手と利き目が逆でも、自分に合ったフォームやスタンスを見つけて高いパフォーマンスを発揮しています。

    そのため、無理に矯正するよりも、自分に合った投げ方を探すことが重要です。

     

    まとめ

    今回は、利き目と利き手が逆の方で、フォーム作りに悩んでる方へ2つの方法をご紹介しました。

     

    ダーツにおける利き目とフォームの関係ダーツをプレイする際、利き目とフォームの関係は非常に重要です。

    特に、利き手と利き目が逆の場合、適切なフォームや狙い方を見つけることで、精度を向上させることができます。

    多くのプロプレイヤーも、自分に合ったスタンスや投げ方を採用しています。

    例えば、右利きで左目が利き目の選手は、右側に立つスタンスを取ることで、利き目と投げる手の位置関係を調整しています。

    このように、利き目とフォームの関係を理解し、自分に最適な投げ方を見つけることが、ダーツ上達の鍵となります。

     

    • 人には、利き目が存在する。
    • 利き目はあるものの、物事を立体的に捉えるのには両目でターゲットを見る事が大事。
    • 利き目にテイクバックし、そのまま目のラインにフォロースルーしていく。
    • 目・肩・ターゲットで三角形をイメージし、テイクバック、フォロースルーをしていく。

     

    どの方法にもメリット、デメリットが存在し、どの方法がベストかは人によります。

    立ち方や狙い方等、人の癖にも関係してくる内容です。

    どの方法を選択するにもダーツがどこから出てきて、どこに向かって飛ばしていくのか。

    このイメージがとても大切です。

     

    今回ご紹介した内容が全てではありませんが、悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

     

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    それでは!

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