ダーツの上達に効く?「オープンアーム vs クローズアーム」を解剖学的に深掘りしてみた

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    はじめに

    浅田選手がPDCの公式SNSで興味深いものを見つけたと。
    「オープンアームとクローズアーム」についての記事がダーツ上達に参考になるな。という内容です。

    まだ動画をご覧になってない方は、記事最後にURLを貼っておきます。

    動画では、実際に浅田選手が実践し、どう思うかを考察していました。

     

    ダーツで狙ったターゲットにピンポイントで刺す──その精度と安定性を高めるには、どんなフォームが最適なのか?

    今回は、「オープンアーム vs クローズアーム」の話を、解剖学の視点で深掘りします。

    あなたのダーツの上達のヒントに役立つ内容となっています。

    ◆ そもそも「オープンアーム」と「クローズアーム」って何?

    オープンアーム肘がやや外を向いており、肩から腕が開いている構え。腕が体から少し離れている感じです
    クローズアーム肘が体の真ん中に近づいて、肩から腕が内側を向いた構え。脇が締まっている感じです。

    この2つの違いは、見た目だけでなく、体の中で使っている筋肉や関節の動きにも大きな差があります

     

    肩の内旋、外旋の話のようですね

    ◆ どっちが「正しい」の?

    Q:解剖学的に、正しいのはどっち?

    A:どちらも“正しい”です。
      ただし目的によって「適しているかどうか」が変わります。

    たとえば、

    • 「自由に腕を振りたい」「脱力して投げたい」ならオープンアーム。
    • 「毎回同じ軌道で狙いたい」「縦に安定させたい」ならクローズアーム。

    それぞれの特徴を見てみましょう。

    ◆ 解剖学的に見るフォームの違い

    ● オープンアームの特徴

    • 肩が外に開きやすく、腕の自由度が高い。
    • 肩甲骨が外側に開きやすく、リリースで腕が自然に前に出やすい
    • 脱力感やリズムを出しやすいが、安定性に欠けやすい

    → こんな人に向いてる:腕の可動域が広い、リリースが固まりやすい人
    (4スタンス理論のパラレルタイプ(2タイプ)寄り?)

    ● クローズアームの特徴

    • 肩甲骨が内側に寄ることで、体幹との連動が強まる
    • 縦ラインが安定しやすく、同じ動作を再現しやすい。
    • 肩関節や肩甲骨の可動域を制限しやすく、窮屈に感じる

    → こんな人に向いてる:狙いの精度を上げたい人、肩甲骨の動きが安定してる人
    (4スタンス理論のクロスタイプ(1タイプ)寄り?)

     

    ※4スタンス資格を持っていないため、独学による見解となります。

    「狙って当てる」が目的ならどっち?

    Q:目的が『狙った違うターゲットに当てる』なら、どっちのフォームが向いてる?

    A:解剖学的には「クローズアーム寄り」が有利です。

    理由はシンプルです。

    • 肘が体幹に近いほど、始点が毎回同じになりやすい。
    • リリース角が安定し、縦軌道がブレにくい。

    ただし、肩や体幹が硬い人には窮屈に感じることもあるので、完全な正解ではありません。

    重要なのは「自分の体にとって無理がないかどうか」。で判断することです。

    ダーツでは体幹を使わない?→ 実は“超”使ってる!

    多少キツくても、有利ならそっちの方が良いじゃないか。ダーツは対して大きな動きしないし。

    Q:ダーツは腕だけで投げるから、体幹は使わないんじゃない?

    A:実は逆です。体幹は“めちゃくちゃ使ってます”。

    ただしそれは、「大きく動かす」のではなく、

    • 軸を安定させる
    • 姿勢を保つ
    • 微妙な揺れを抑える

    といった“支える”役割。

    特に、

    • お腹まわりの深い筋肉(腹横筋)
    • 背骨まわりの小さな筋肉(多裂筋)
    • 骨盤〜股関節を安定させる内転筋群

    こういった筋肉たちが、「静かに」フォームの安定を助けています。

    動かしてない=使ってない、ではなく、安定のために“制御”してるんです。

    ボール投げとダーツ、同じ理屈で考えていいの?

    Q:ボールでもダーツでも、クローズアームの方が安定するの?

    A:基本はYes。でも、使い方のニュアンスが違います。

    ボール(野球など)大きな力と慣性が関わる。体幹も肩も“動かす”前提。
    ダーツ軽くて繊細。体幹や肩を“固定する”前提。

    だからこそ、ダーツでは「ほんの数ミリのズレ」がスコアに直結する。
    再現性を上げるためには、より静かな体幹の制御と、安定した腕の軌道が重要なんです。

      

    コソコソ話

    バスケットのシュートは、一般的にクローズアーム寄りに指導されることが多いです。
    ジャンプした状態で軸を保つため、安定した動きが必要なので、この傾向がありますが、NBA選手でもややオープンアーム寄りの選手がいますよ

    まとめ:正解は“あなたの体”の中にある

    最後に大事なこと、

    オープンアーム or クローズアームどっちが良いのか?に正解はありません。

    あなたの肩の可動域、体幹の安定性、骨格の個性に合っているかどうか。

    そこを見極めることが非常に大切です。

     

    浅田選手のYouTubeもヒントに、ぜひ一度「自分の身体での最適解」を探してみてください。

    もしあなたが今、「なんとなく狙いがブレる」「リリースが安定しない」「身体が動かしにくい」と感じているなら、 一度見直してみると、新しい感覚が見えてくるかもしれません。

     

    この記事が少しでもヒントになれば幸いです。

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    参考動画

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    筆者の簡単なプロフィール

    ダーツ歴12年、PERFECTプロ歴3年。

    ダーツの技術やバレルの特徴を調べるのが楽しみです!

    実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)

    数多くのレッスン受講歴あり、イップス・グリップイップスという経験から自身でも身体について勉強しています。

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